福祉系の仕事でも医療系の資格を持っておくのがオススメ?

高齢者施設の場合
高齢者の人口は年々増加傾向で、高齢者施設も高いニーズがあります。施設利用者へのケアにおいて介護職による支援も必要ですが、健康管理は医療従事者として看護師の責任が大きい仕事。
高齢者の多くは年齢を重ねると嚥下機能や内臓機能の低下をしやすくなります。それによって、事故や疾患が起こるリスクも。看護師の仕事として、事故の対応以外にそれを防ぐための健康管理があります。なお、医師の指示の下で投薬や採血が必要な場合は対応しなければなりません。
高齢者施設で寝たきりの利用者に通常の食事介助をすれば、誤嚥を起こす可能性が出ます。また、カテーテルや透析治療をする利用者も。各種介護職では対応が困難な場合、看護師が支援をします。また、看護師以外に各種治療に関連した専門資格があれば、1つの武器として使えるでしょう。
児童系の施設であれば
児童系の福祉施設において、利用者の疾病予防は大事な仕事。特に乳幼児だと抵抗力が弱いため、感染症ウイルスや病気発症のリスクは高くなりがち。医療従事者として、看護師が疾病予防を図ったり、保育士のようなスタッフにアドバイスをしたりする作業は欠かせません。
また、気管支が弱い利用者には機能面をサポートするための吸引や、低身長などの発達面の遅れがある利用者にはそれを改善するために注射が必要なケースも。各種対応が必要な時、保育士ではなく看護師が行います。
他には、福祉施設には季節行事や催し事があり、看護師も一緒に参加するケースも少なくないです。直接児童と関わる機会が持てるから、子どもが好きな人にはやり甲斐に繋がるのではないでしょうか。